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どんな気持ちで占いをしますか?
どんな気持ちで占いを受けとめますか?

占いというのは、本来、アドバイス、考え方のヒントやベースを与えてくれるものであって、
ああしなさい、こうしなさい、と命令したり、人生の道を逐一教えてくれるものではありません。
ましてや、あなたの「考える力」を奪うものではない、
と私は思っています。
むしろ「考える力」を引き出してくれる「カウンセリング」です。

カウンセリングと言うと、日本人にはなじみがうすく、ひょっとするとよくないイメージもあるかもしれません。精神的な病や犯罪を思い浮かべる人も多いでしょう。
昔はよく言われたものです。
アメリカ人は、行きつけの精神科医と弁護士を持っている、と。
病気だとか、裁判を起こすとか、日本には、この職業の人たちをそういった場合に存在しているという固定観念があります。おそらく今でも。
「心療内科」という呼称が広まった昨今、訪れやすくなったかもしれませんが、それでも、「心療内科」へ行ったとか「精神科へ行った」と聞くと、急に黙ってしまったり、言葉少なくなったりする人もいまだ多くいるようです。
どんな声をかけてあげたらいいのか分からない、という配慮の気持ちもあるのでしょうが、大方はまだまだ偏見が多く見受けられるように思います。まだまだ特別な大事、のようです。
心療内科も弁護士事務所も、気楽に相談に行ける場所、誰でもいくところ、と私は思っています。
以前にも書きましたが、
「占い師」も同様の役割を担うことができる、
と若新雄純さんだけではなく、私も思っています。
「占いは人生相談~人生相談系占いの由来~占い師の立場~」

さて、前置きが長くなりましたが、
タロットカードに問いかけることで、意外な事実に気づいたり、自分自身を発見したりすることがあります。
自分が思っている自分は、自分を誤解しているそういう自分かもしれません。
ネガティブもポジティブも、思い込めばその通りになっていくというのは、占いやスピリチュアルではなくとも、脳科学的にも証明されているようです。

ネガティブを持って生まれて来た人はひとりもいません。
誰でもそう言うんだよ。宗教から金八先生まで。
自暴自棄になっているときには、そんな憎まれ口のひとつも言いたくなります。
けれども、これはあらゆる世界、分野でその通りなのであって、それ以上でもそれ以下でもない、と言えると思います。
失敗しようと思って生まれて来た人もいなければ、不幸になるために生まれてきた人もいません。人を傷つけようと思って生きている人も、自分をいじめるために生きている人もいません。
これは慰めの言葉ではありません。

大昔から哲学者たちは、人間が「幸福になる道」を探してきました。
ただ、まだその途上が続いているだけです。
私たちひとりひとりの人生もまた、その大きな自由と幸福への道のなかに組み込まれているのです。

人の幸福の基本にある状態は「自由」ではないでしょうか?
人間の歴史は「自由」を得ていくための戦いの歴史だったと言っても過言ではありません。
占いも同じです。
命令や予言で人を束縛することをよしとしていません。
むしろ、
どこかでかかってしまった呪い(の言葉や感覚)を解くための「カウンセリング」なのではないか、と私は思っています。
そういう意味では「魔法」なのかもしれません。