サリーの占いセラピー~タロットの散歩道~

こんにちは!占い師サリーです。占術はタロット数秘術とタロットカード占いです。出来事、カードや人生について、思うところを書いていきます。「今月/今週のタロットカード」を月初め、週初めにお示します。お役立てください。よろしくお願いいたします。心の寄り道、していってね~。

スピリチュアル

「心霊写真」~幽霊の意義~ウィリアム・マムラー~

ご訪問ありがとうございます。

夏ですので、幽霊の話題を。
(冬でもしますが)

幽霊が、人の心の癒しになっている、とは私にとっては新しい見解でした。
先日、再放送ですが、「幻解!超常ファイル」を観て思いました。

「幽霊」というと、私は
「浮かばれていない」を連想します。
ゆえに、「天国へ行けていない人(霊)」という理解をするほうなのです。

守護霊とか天使とかの類いとは分けて考えてきました。

浮遊霊、地縛霊、背後霊などなど、いわゆる「不気味」な存在であり、ときに「悪霊」かもしれません。
これらは、私たちに良いことをしてくれないどころか、悪さをする、そうした存在という認識です。
ですので、「あなたの横にあなたの祖母が……」なんて言われましたら、「え?おばあちゃん、天国行けてないの?どうしよう。ごめん」くらいに思ってしまうと思います。

でも、そういう場面に出くわしたとき、怖がらずに喜ぶ人は大勢いるようです。もっとも自分の家族や知り合いなら、怖くない、どころか嬉しいですかね。
確か、江原啓之さんもそうでした。横におばあさまがいて見守っていてくれてますよ、とテレビで言っていましたね。
江原さんは、ときに厳しく助言しながらも、癒しを与えてくれる霊能者のように私はお見受けしています。
落胆していた人も、「あ、おばあちゃんが守ってくれているんだ」と安心して、そこからの人生を歩み出すことができるのでしょう。

1869年 アメリカ。
ウィリアム・マムラーという写真家が詐欺罪で告訴されます。
彼は、心霊写真家として一躍有名なった人物です。
霊能力で死んだ人を呼び出して写真を撮る、という触れ込みの写真館を経営。料金は通常の写真館の5倍。にもかかわらず、3か月先まで予約は埋まっていたそうです。

事のはじまりは、エイブラハム・リンカーンが暗殺されて嘆き悲しんでいた妻メアリー・トッド・リンカーンを慰めるため撮った1枚の写真でした。
彼女の後ろにリンカーンの白い影が映り込んでいます。それを見たメアリーの心はずいぶんと癒されたそうです。

時は南北戦争。多くの人が死んでいきました。人々の悲しい心は安らぎを求めていたのでしょう。

ところが、これは詐欺ではないか、と訴える客が現れました。
検察側は、心霊写真は簡単につくれることを法廷で証明しました。ガラスネガを2度感光させたり、重ねたりして現像すれば合成は可能である、と。
詐欺であることが明らかとなったのです。
さて、裁判官の判決はいかなるものだったでしょうか。
「なんらかのトリックがあった可能性を確信しているが、証拠と証言に基づいて判断します。被告人を無罪とする」

????うっそぉ~、ですよね。
トリックがあった、って言ってるじゃん。

実は、騙されたはずの客たちが、マムラーを庇う証言をしたそうなのです。
愛する家族は死んだあとも存在している、彼らはそのことに心の安らぎを求めていたのでした。
心霊写真が偽りなら、彼らの癒しも嘘ということになってしまいます。客たちは、それだけは認めたくなかったのです。
夫は、息子は、死んでもそこにいるんだ、という確信を写真という視覚によって得ることができて、悲しみの底からすくわれた人々。

シャーロックホームズの著者、コナン・ドイルも、イギリスで心霊現象の研究をしていたひとりです。神秘主義活動を積極的にしていたので、スピリチュアルの世界では有名な作家です。
ゆえに全くの詐欺を働いていたわけではないのでしょうが、はやりこちらも戦争がからんでいます。
第一次世界大戦で彼自身、身内を亡くしてから、彼の心霊の世界への興味が大きくなったと言われています。
そして彼もまた、多くの人々が、自分の愛する人たちが死後もなお生き続けているということを信じることで悲しみから癒されていく様子を見て、この活動を続けたとも言われています。

死んだお母さんに「幽霊でもいいから出てきて」と願う子どもは意外と多いかもしれません。テレビドラマでもよくあります。
私のいとこは、幼い頃に母(私のおば)を亡くしました。
幼稚園の卒園式が近づいたとき彼は、「お母さん、幽霊になって来てくれるかな」と言っていたと、おじから聞きました。

日本のイタコも同様だと思います。
親でも子どもでも、死別による悲しみ、苦しみ、後悔は、時間とともに癒されるのでしょうか?
魂が生きているのなら、本人の口から聞きたい、今どうしているのか、何を思っているのか。そして許してあげたい、許されたい、そんな気持ちでしょうか。

霊能者は、今では未来を予言する人という印象が大きいですが、そもそもは、人間の奥深い悲しみや苦しみを癒す作業をしてくれる人、なのかもしれません。

人が悲しみから救われるのであれば、たとえ偽りでもOK、ということになります。
嘘も方便。
いや、完ぺきに嘘とは言い切れないのが、心霊現象……ですが……

悪質な霊感商法には注意してください。
幽霊よりそちらのほうが怖いかも。





占いはスピリチュアルか~スピリチュアルをどう捉えているか~

ご訪問ありがとうございます。

占いはスピリチュアルでもあります。
スピリチュアルではない、スピリチュアルな占いは嫌いだ、とまで言っている占い師もいれば、
スピリチュアルな発信をしながら、守護霊とか幽霊とか信じてないんで、と公言している占い師もいます。
スピリチュアルであることと、霊的存在は別の次元かもしれませんが。

私は、占いはスピリチュアルだと思っていますし、霊的存在もUFOも異星人も信じています。
けれども同時に、懐疑派としての側面も持ち合わせています。
「検討精神」はあらゆる分野で尊い精神だと思っています。
「リテラシー」も大事です。

なんでもかんでも肯定して受け入れてしまうことと、なんでもかんでも否定して拒絶してしまうことは、結局は同じ結果を招く、と私は感じています。
「偏見」は、人の心を委縮させてしまうのです。

「寛容」と「不寛容」という視点に立ちますと、
「寛容的精神」は「寛大な精神」であり、それは「優しさ」や「柔軟さ」につながっていくものだと私は思っています。

「中立」とは少し違います。
なぜなら「中立」もまた、移動や活動力を奪うからです。
この話題はNo8「正義」のカードについて語るときに触れることができると思います。

もとい、「スピリチュアル」でした。

「心霊写真」について書く予定でしたが、
キーボードを打っていくうちに、自然とこんな記事になってしまいました。

これから占いがらみではないスピリチュアル記事を書くこともあるかと思います。
その「まえがき」として、
私のスピリチュアルへの心の態度、姿勢と言っては大げさですが、
スタンスなるものを、今日は記させていただきました。




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サリーです。 タロットカードからたくさんの気づきを得てください。
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